「良い」写真?
全8回のトヨノノレポーター講座。早いもので折り返し地点に来ました。第5回では、フリーカメラマンの田中芳香さんに「撮影の仕方」を学びます。
トヨノノレポーターは新しいウェブサイトを作り、それぞれがまちの暮らしの魅力を思い思いに発信します。そこでどうしても重要になるのが写真。できるだけ良い写真で魅力的に伝えたいものです。でもこれだけスマホなどカメラ付き携帯端末が普及し、「ハイチーズ、パシャリ」できれいに写ります。レポーターにとって「良い」写真ってなんなのでしょうか。
早速先生から様々な作例を見せていただきました。同じ被写体でも暗いもの、明るいもの、全体を写したもの、一部だけを写したもの…それぞれ、どちらが良い、というよりは「どちらを食べたいか」「どちらを訪れたいか」などを基準に説明が続きます。わたしたちの記憶は、言葉よりもビジュアルが強い。伝わる写真とは印象を濃く残し、第一印象を変える力があるとのことでした。やはり、「何を伝えたいか」が大切で、そのためのいろいろな工夫の方法がある、ということなんです。
今回はスマホなどの使用を想定したレクチャー。構図やアングルのこと、光のことなど、様々な技法のほか、明るさを変えたり、構図を考えたりするのに便利な機能についても教わりました。みなさん(バッテリーの残量を気にしながら…)早速色々ためしていました。
チームで試してみる
後半はワークショップ。各チームで、チームのテーマに沿った写真を撮り歩き、先生に講評をいただくことになりました。近所の石碑に向かうチーム、さつまいもをテーマにわいわい撮るチーム、かわるがわるモデルになって撮るチーム、コーヒーの香りを楽しみながら撮影したチームなどなど…どこも楽しそうです。消防車の撮影交渉を行い、子どもたちも大興奮!といったチームもありました。数十分でこの行動力。ひとりではなかなかできないことかもしれません。
撮った写真はインスタグラムにアップ。メールで送信されたものも含め、先生の講評が始まります。「下からのアングルにしてみた」「逆光で撮ってみた」「質問すると表情がかわった」「一部分だけを写してみた」など、いろんな工夫が試されていました。面白いのは、例えば同じコーヒーの写真でも、その人の個性や思いの違いが出てくるということ。この違いこそがトヨノノレポーターの強みだなあと思いました。(当日の習作はインスタグラム#トヨノノレポーター写真講座 でご覧になれます。)
次回はいよいよ取材。模擬取材と写真撮影を行い雑誌のページのようなものを作るワークショップです。あらかじめチームで取材先などを相談。講座が終わってもみなさん熱心に話を続けていました。
(Instagramでは、受講者の方々の魅力発信がはじまっています。検索は「#トヨノノレポーター」で!)