タイトル | 川尻殿方庚申塔婆(かわしりとのがたこうしんとうば) |
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整理番号 | TS3_0034 |
年代 |
享保七年(1722年)【江戸時代】 |
撮影時期 | 1980年頃 |
所在 | 川尻殿方 |
資料種別 | 町内画像 |
カテゴリ区分 | 写真 |
資料分類(大分類) | 図書館資料-近藤徹写真コレクション |
資料分類(中分類) | 町内画像 |
分類 | 庚申塔婆 |
内容・説明 |
この庚申塔婆は川尻殿方の府道脇に所在する。庚申信仰は、平安時代に中国から伝わったもので、庚申の日の夜、眠らずに身を慎めば災難が除かれるとの伝えから、人々は酒食をともにし、物語や遊芸を楽しむ行事を行った。この行事を庚申待といい、江戸時代、商家では商売繁盛、農村では豊作を願う行事となり、各所で庚申講の組織化が進んだ。庚申塔婆の建立もこれに由来する。 塔は自然石の他、宝塔・方形碑・舟形碑などがあり、庚申・青面金剛などの文字や青面金剛像を浮彫りにしているものが一般的である。 この庚申塔婆は、石材は地元産の石英閃緑岩で、細長く屈曲したやや異形の自然石を用いて製作されている。塔婆の高さは地表から約100cm、石面上部には月輪を陰刻し、その中央に地蔵の種子「イ」を刻み、その下に「青面金剛」の文字を刻む。また文字の左右にも刻銘がある。青面金剛は庚申待に祭る本尊名である。 この塔は地元の庚申講の六名によって建立されたものであろう。江戸時代の庶民信仰を表す石造物である。
刻銘 享保七刁天(年の異体字) 施主 青面金剛 十月八日 六人 |
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登録日 | 2024/1/18 |
所蔵機関 | 豊能町立図書館 |
原本資料の所在地 | 豊能町立図書館 |
原資料の利用条件 | 閲覧不可 |
ページURL | |
写真URL | https://www.town.toyono.osaka.jp/data/img/1704953249_183.jpg?1705564492 |