タイトル |
切畑中の西多尊石仏(きりはたなかのにしたそんせきぶつ) |
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整理番号 | TS2_0019 |
年代 |
天正三年(1575年)【安土桃山時代】 |
撮影時期 | 2010年10月6日 |
所在 | 切畑中の西 |
資料種別 | 町内画像 |
カテゴリ区分 | 写真 |
資料分類(大分類) | 図書館資料-近藤徹写真コレクション |
資料分類(中分類) | 町内画像 |
分類 |
多尊石仏 |
内容・説明 |
切畑中の西、法性寺近くの簡易な覆屋なかにこの多尊石仏が安置されている。 石材は地元産の石英閃緑岩製で、高さ144cm、幅約60cmの板状の石材を用いて製作されているが、大きく三つに割れて欠損部がある。地元では、江戸時代にこの石仏が川の橋の部材の一部として使われていたと伝えられている。当地で中世期に盛んであった阿弥陀信仰は放棄されていたのであろうか。 上部には立像の阿弥陀三尊を彫られているが、右側の観音菩薩が大きく欠損しその像容はわからない。中尊の阿弥陀如来も首の所で大きく欠けている。阿弥陀像は高さ26cm、頭部に放射光をもつ。左の勢至菩薩は合掌立像である。三尊の下には五列四段に二〇体の同形の立像が並んでいる。何れも円頂合掌像で、蓮華座上に立つが、この石仏の造立を志した供養者であって、逆修仏であると考えられる。 阿弥陀と勢至との間に刻銘がある。また勢至の左に「道見」と読まれる二字がある。他にも刻まれているようだが、ほとんど判読不能である。
刻印 (阿弥陀像左側) 天正三乚亥年九月吉日(乚は乙の異体字) (勢至像左側) 道見 |
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登録日 | 2024/1/17 |
所蔵機関 | 豊能町立図書館 |
原資料の所在地 | 豊能町立図書館 |
原資料の利用条件 | 閲覧不可 |
ページURL | |
写真URL | 1721440995_183.jpg (470×729) (town.toyono.osaka.jp) |