【とよのおもいでアーカイブ】切畑大円下所多尊磨崖仏(長安寺跡多尊磨崖仏)(TS2_0017)

(DA)切畑大円下所多尊磨崖仏
タイトル

 切畑大円下所多尊磨崖仏(長安寺跡多尊磨崖仏)(きりはたおおまるしもんじょたそんまがいぶつ)

整理番号 TS2_0017
年代

天正二年(1574年)【安土桃山時代】

撮影時期 1980年頃
所在 切畑大円下所
資料種別 町内画像
カテゴリ区分 写真
資料分類(大分類) 図書館資料-近藤徹写真コレクション
資料分類(中分類) 町内画像
分類 多尊石仏、磨崖仏
内容・説明

 この多尊石仏は切畑大円下所にある。下所の集落は現在廃村であるが、かつてそこに長安寺という寺があったという伝承があり、そのため、この石仏は長安寺の石仏ともいわれている。

 石材は地元産の石英閃緑岩で、高さ178cm、幅300cmの磨崖の露出面の比較的平坦な面に石仏が刻まれている。彫刻面には三段の区画枠状の彫り込みが設けられ、二十二体の円頂合掌の坐像と一体の阿弥陀立像および一基の五輪塔が半肉彫りされている。

 阿弥陀立像は、最上段中央に舟形のなか二重蓮座上に立つ。像高19cmで、放射光をもつ。阿弥陀像の左右には、二体ずつの坐像が彫られている。中段の中央部、阿弥陀像の下の枠内に刻銘がある。その右側に四体の坐像、五輪塔があり、その地輪部にも銘文がある。最下段には十四体の坐像が並べられている。座像は何れも長方形の彫り込みの中に半肉彫りされ、ほとんど同形で座高18cm前後である。

 仏像の配置意匠が巧みで、本町の多尊石仏の優品である。製作は天正二年である。

 

 刻銘

(阿弥陀像の下)      (五輪塔の地輪)

   為逆修壇          天正二年

 天正二甲戌年           為逆修

  十一月吉日                    五月十五日 
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登録日 2024/1/17
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