妊娠中の食事のポイント

妊娠おめでとうございます。

今まで「食」についてあまり関心がなかった人も「お腹の赤ちゃんのためにいいものを食べなくちゃ」という気持ちになることが多いのではないでしょうか。

ぜひ、この機会にお腹の赤ちゃんのため・自分のため・家族のために「食」の大切さについて考えてみましょう。

 

ぱぱまま教室

 

『つわり』

妊娠初期にはつわりに悩まされる方が多いと思います。つわりの時は「栄養を摂らないといけない。」と思って、無理に食べる必要はありません。その時期に食べられるものを少しずつ食べれば大丈夫です。個人差はありますが、あっさりしたものや果物、酸味のあるもの、冷たいものなら食べやすい傾向があります。

 

『妊娠中は控えておきたいもの』

妊娠中は控えておきたいもの

(1)生もの
食中毒のリスク高い。食べ過ぎないように。
(2)魚(水銀)
大型魚に関しては注意が必要(クジラ、イルカ、マグロ)。1週間に 80g 程度に→マグロ刺身だと 8 ~10 切れ
(3)リステリア菌を含む食べ物(冷蔵保存でも増殖するので過信は禁物)
加熱殺菌していないチーズ類。生ハム、パテなど。
(4)トキソプラズマを含む食べ物
加熱不十分な豚牛鶏鹿などの肉、あるいは猫の排泄物に寄生している寄生虫。健康な人が感染しても特に問題はないが、妊婦が感染すると本人が重症化することは稀だが胎盤を通して胎児が感染し、目・脳・肝機能に障害が生じることがある。重症化すると流産や死産のおそれもあるの要注意。
(5)ビタミンA
皮膚や粘膜の形成に重要。妊娠中の過剰摂取は胎児の神経細胞の発達に悪影響を及ぼすことがある。例えば、貧血予防におススメのレバーはビタミンAも豊富に含まれる。両面を捉えて適量摂取が必要。
(6)ひじき
ヒ素が含まれる。胎児は自己排泄ができないのでヒ素が蓄積されていくので注意が必要。1度の水戻しで60%程度、湯戻しで80%程度、茹でこぼしで90%程度の除去が可能。
(7)昆布
直接大量に摂取することは胎児の甲状腺機能への悪影響につながります。
(8)アルコール
飲んだ量に関わらず胎盤を通して胎児に直接運ばれる。知能障害、精神発達の遅れ、低身長 低体重などの発育障害、特異な顔貌などの胎児性アルコール症候群を引き起こす可能性がある。
(9)カフェイン
胎盤を流れる血液量を減少させるので胎児の貧血につながる。例えば、コーヒーなら1~2 杯 /1 日にしておこう。
(10)ハーブティー
妊娠中には不適切なものもある。成分を必ず確認する。

 

『妊娠中の栄養のポイント』

妊娠中の栄養のポイント 

初期:食事量は妊娠前と差はありません。(成人女性の標準量)

中期:つわりがおさまり食欲が出てくる時期なので過剰な体重増加に注意しましょう。「間食」は「補食」と考え、不足しやすい栄養素を補うもの選びましょう(たんぱく質、鉄分、食物繊維)

後期:お腹の赤ちゃんに貯蔵鉄をしっかり渡せるように。かつ鉄はお腹の赤ちゃんにとって脳を育む栄養素としても重要です。鉄分摂取を意識しましょう。ビタミンD(鰯・鮭・大豆・きのこなど)は妊娠高血圧や糖尿病の予防、早産の予防、カルシウムの吸収促進、免疫力アップ、うつ症状改善などに期待の持てる栄養素です。しっかり摂取していきましょう。

 

👇妊産婦に向けた情報がいろいろ紹介されています。ご活用ください。(厚生労働省HP内)

https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/boshi-hoken/ninpu-02.html

 

気負わず、バランスのよい食生活を考える機会にしていきましょう。

そして、ゆったりと穏やかにマタニティーライフを過ごしていきましょう。

 

 

 

 

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このページに関するお問い合わせは健康増進課です。

保健福祉センター 〒563-0292 大阪府豊能郡豊能町東ときわ台1-2-6

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