第4次豊能町総合計画住民説明会・町政意見交換会(東能勢幼稚園)会議録(要旨)

第4次豊能町総合計画住民説明会(東能勢幼稚園)要旨

【日時】平成21年6月20日(土)
【時間】19:30~21:30
【場所】東能勢幼稚園

第1部 第4次豊能町総合計画基本構想(案)住民説明会

1.開会

【事務局】
開会あいさつ

【池田勇夫町長】
本日は、ご多忙にもかかわりませずご出席賜り誠にありがとうございます。本日の住民説明会におきましては、広く皆様のご意見を賜りたいと思っております。
豊能町の豊かな自然を活かした未来のまちづくりにつきましてご意見をいただき、豊能町らしい総合計画を策定していきたいと思っております。

(行政側出席者の紹介)

【事務局】
本日は、1部2部形式になっておりまして、1部は7時半から8時半までを予定しており、ダイジェスト版を用いて第4次豊能町総合計画基本構想(案)の説明をさせていただきます。その後5分間の休憩を設けまして、8時35分から1時間ほど、2部の町政意見交換会を予定しております。1部2部とも、説明のあとに皆様のご質問・ご意見をお聞きしたいと思いますので、ご協力のほどお願いいたします。

2.住民説明及び質疑応答

【事務局】
第4次豊能町総合計画基本構想(案)資料説明

【事務局】
第4次豊能町総合計画基本構想(案)につきまして、ご質問・ご意見はございますか。

【住民】
まちづくりの基本的な理念というのは、こういう内容だと思うが、基礎になるのはやはり財政の問題だと思う。そのあたりの考えは、まちづくりの背景の中で数点ほど挙げられている課題として、行財政運営の健全化という項目が挙げられているが、これひとつとってみても、これを徹底的にもう少し理解を深めて検討していただかないと、いろいろな計画が失敗する。10年間の計画を立てられているわけですから、財政の問題の検討なしにこういうことをいくら考えても、僕は駄目だと思う。きつい言い方かもしれないが、個人的にはそういう考えを持ちました。
今年度の予算を見ると、「一人ひとりが輝くまちへ」とか、「うるおいと環境共生のまちへ」など、それなりの項目が出ているが、ゴミ処理の負担金が1億7,000万円ほどあったのと、高山地区のまちづくりで使われた1億3,000万円だけが大きな金額で、あとの予算は、ほとんど何百万円台です。ですから、いくら項目だけ挙げても、財政的な問題を解決しなかったら、全部こういうことになるのではないかと思う。このあたりを十分にもっとご検討いただけたら有り難いかなと思います。
町長も選挙で「財政再建一直線」とずっとおっしゃっていた。確かにそうだと思う。それなくして豊能町が前に進むことはできないと思う。ゆくゆくは北海道の夕張並みになってしまうのではないかと私は常々思っていた。そういうことの考えなしに、いくら10年計画を立てても、高齢化があって、年金暮らしになってきたら税金を払うのがものすごく少ない。すまないとは思うが収入がないから仕方がない。そういうことになってくるわけだから、やはりどうしても財政の問題をもっと深く考えて、今の町全体の予算の中で、人件費の割合が40%を超えているので、そういうことから洗い直して、項目だけを立てるのではなく、まず、お金の問題を突き詰めなければならないと思います。

【事務局】
おっしゃるとおりです。現在の第3次総合計画は来年度までやっています。その中では人口を3万5千人としていました。今回の第4次総合計画では、人口を約2万人と推測しています。その数に見合った施策をとるつもりですが、行財政改革を進めなければ何も施策はとれないという状況であることは事実です。本町でも総務次長を中心として、行財政の項目を詰めています。今回の第4次総合計画は、それと表裏をなすものですが、裏側ではそのようにプロジェクトを組んで財源を求めて、あるいは削減できるものは何かということを、人件費も含めて検討しています。
従前は右肩上がりの経済の中で、住民の要望にできるだけ応えるように計画が立てられていましたが、今回は、「物質的な豊かさでは得られない、人と人との絆や出会い、温もり、また、新たな発見や生きがいなどを得られるまちをめざします。」ということで、住民の皆様に、物質的には応えられない部分があるだろうけれども、住民と行政が役割分担のもとで、共に働いて、豊能の自然、歴史、文化などの地域資源を生かしたさまざまな取り組みを進めて、お互いに知恵を絞って何とかまちづくりができないかというメッセージを基本理念に掲げています。町では行財政改革に取り組んで、何とかこの計画を進められるように考えていますので、ご理解を賜りたいと存じます。

【住民】
財政の問題ですが、高齢化で税収が減ると思うが、具体的に税収を増やす方法というのは考えられるのか。具体的な方法を考えないといけない。それから無駄を減らすこと、例えば議員定数の削減や、住民ができることとして、ゴミを減らすなどの努力が必要だと思う。
大阪あたりから人が来て、お金を落としてもらえばいいので、「自然体験」や「体験型農業」とか書いてありますが、具体的な考えはあるのですか。住民も一緒になって、具体的に考えないとだめだと思います。
希望ケ丘も人口が減っている。通勤や通学に不便なので、バスだけではなく、電車にも来てほしいが、そういうことは町が発展しないとできない。人がやって来て、お金を落としていくようなしくみを考えていかないとだめだと思います。

【事務局】
今回は基本構想ということで、考え方を述べております。今後、基本計画を練っていく段階で、それぞれの担当部署で先ほどのご意見を踏まえて基本計画を策定していきたいと思っております。

【住民】
難しいとは思うが、住民も一緒になって考えていきたいと思います。

【住民】
4点、意見を述べます。発言に対する回答は不要です。
まず1点目ですが、第3次総合計画の実施状況から問題点や反省すべきことを出し、第4次総合計画の資料の中でそれに触れて、その上で、今年度も引き続きやるのかどうかということを書いてほしいが、それがないので心に訴えてこない。この資料の中でも総花的に9つの課題が書かれているが、豊能町独自の問題が見えてこない。
2点目は、少子高齢化の問題。大阪府全域で平成12年3月に府市の計画が立てられた。平成17年の経過を見てみると、3年間の実施状況の報告が、本来、平成20年度に出てくるわけですが、これがいまだにないと認識している。先日、事務方に尋ねたら、今後数カ月の間にまとめますと言われたので、これも実施状況をホームページなどで公表していただきたい。計画当時、私は福祉委員をしていて、各地区の福祉関係の方と懇談しました。いろいろな地域の問題があり、施設が老朽化しているので、トイレひとつにしても、和式のトイレしかないといった状況でした。福祉計画の中には、地域でやるものと、行政でやるものをきちんと分別して書いています。できなかったこと、できたこと、それをオープンにしてほしい。
3点目は、ゴミ処理について。数年前に家庭でのゴミ処理の助成をされていました。モニターをさせてもらったが、実際にやってみると維持費がかかる。ゴミを減らそうとしている人が、維持費を負担して、何のメリットもない。町からは、あの機械、数万円の助成をしている。努力する人に還元がない。その機械が今どうなっているのか。ゴミが有料化になれば、採算を考えて、住民が努力して減らします。そういう体制にしないと、あの制度はいかがなものかと思います。一度、反省していただきたい。
4点目ですが、私は自動車関係の職場でしたが、職場の改善に非常に厳しいものがありました。部品を取り付けるビス1本、1円数十銭、場合によっては、1円を切るビスもあります。それでも、現状使っている部品を全部網羅して、50銭でも10銭でも安い部品はないかということまで洗い出して、安く作った経験があります。職場の中に無駄なものが山ほどあることが、そのとき分かりました。豊能町では、何かの資料をもらいに行くと、親切に新しい封筒に入れていただける。その都度、封筒は結構ですと言ってお返ししています。財政の再建に取り組んでおられますが、まず、このような小さい積み重ねが大切です。私は、こういう意識が大きいものにつながるという信念を持っております。ぜひ、もう一度、職場の経費節減という意味で、小さいものから積み重ねてもらいたい。どんどんやっていただいて、住民に協力を求めたらいいと思います。

【事務局】
貴重なご意見として承ります。他にありませんか。

【住民】
私が豊能町に来た理由は、自然が残っていて環境が良いからです。それを豊能町の財産にして、人を呼ぶとか、人口を増やす方法を考えてはどうでしょうか。この環境を利用した、例えばオートキャンプ場を作るとか、いろいろな方法で、あまり予算を使わないやり方で、将来的に豊能町はこういうことで生き残るだろうから、住んでみようかということで、人口が増えるかもしれないし、いろいろと利用していただくことで、税収が増えるかもしれない。豊能町は産業がないから、この自然環境を大いに利用して、まちおこしをしてもらうと非常に効果的ではないかと思う。人口が増えて産業が育ち、住んでみたいという町になってほしいと思います。

【事務局】
貴重な意見として承ります。

【住民】
この人口フレームですが、ここ2~3年の希望ケ丘を中心に見ていると、へたをすると1万9千人よりも、もっと減るのではないかという気がします。男女別や年齢別など、人口の構造をきちんと見直していただいて、おそらく、若い人が減って、年寄りが増えて、1万9千人いても、納税者は減っているという構造になっていくと思います。子どもの学校教育の問題、ユニークな独自性のある教育をするような施設をつくったりして、若い人が定着できるように、おそらく、今は高校、大学を卒業するとみんな街へ出て、結婚するなら都会で結婚すると、結婚して豊能に所帯を持つ人は、非常にレアだと思います。若い人を定着させるにはどうしたらよいか。そういうことの上で、世代別に施策を考えないといけない。
元気のある、活力のある町というのが、人を引き付ける一番の魅力だと思います。自然を生かしても良いし、都市近郊であるということで企業誘致を考えても良いし。
交通アクセスの問題、例えば箕面森町ができた途端に箕面トンネルを通って、バスが箕面森町まで行っています。もう少し足を伸ばせば、ときわ台、光風台まで行けるのに、どうして行かないのか。あるいは、箕面トンネルを通れば余野まで10分あれば来る。どうしていまだに音羽回りしかないのでしょう。そうすればアクセスが20分も30分も良くなる。そういう交通アクセスを整備しないと活力は生まれないと思います。人口の構造をよく分析して、それぞれの世代に魅力のあるまちになるような施策を考えてもらいたいと思います。

【事務局】
非常に重い問題です。例えば、平成16年から21年3月までの5年間で、希望ケ丘でしたら、250人ほど人口が減少しています。高齢化率も10.4%から14.5%というふうに飛躍的に高くなっています。若い世代である30代が減少し、60歳以上の方が増えている状況もあります。交通アクセスの問題についても、課題として重いものがあって、より改善するように努めたいと思いますので、貴重なご意見として承りたいと思います。アクセスはできるだけ向上させたいと思います。

【住民】
4点、お聞きしたいと思います。まず、基本構想以降の計画について、今後説明会だどを開いていただけるのかというのが第1点。
2点目は、10年間ということで計画を立てていただいていますが、10年間である必要があるのかどうか。第3次総合計画も10年間の途中で景況も変わったし、10年間というのは、スパンが長すぎるのではないかと思う。
3点目は、人口が減っている背景がいろいろと書かれていますが、本当の課題は何なのかを良く考えていく必要があると思う。
最後に、住民の役割を決めるということを書いてあるが、行政が本気であることを示すことが必要で、信頼を得るために何をしなければならないかというところを考えていく必要があると思います。情報公開、プロセスの公開は、本当にしっかりなされているのか、とても重要な部分だと思います。

【事務局】
今回は総合計画の中の基本構想ですが、基本計画で意見を求めるような会が開かれるのかということですが、基本計画では、このような形では考えておりません。パブリックコメントをいただきたいと考えております。
それから、基本構想は10年間のスパンですが、基本計画については中間年の5年間で見直しをするつもりですので、社会状況などが変わりましたら、それに応じて基本構想は変わらないかもしれないが、数値の見直しはあるということでご理解いただきたいと思います。
人口のフレームについては、もう少し高い目標も考えられますが、現状をかんがみたときに、非常に困難であるということで、2万人規模ということにさせていただきました。背景の課題ですが、昨年度、住民意識調査を実施し、その結果がまとまっています。例えば豊能町の将来についてというところでは、回答者の子ども世代が豊能町に住み続けるかについては、住み続けると思うという回答は、15.1%。住み続けると思わないという回答は46%。ほとんど過半数の人が、豊能町に住み続けないと回答しておられます。今後も若者の流出が懸念される結果となっています。子どもの世代が住み続けるためには、という質問に対して、道路や公共交通の利便性を4割強の方が挙げてあります。また、安心できる保険、医療分野のサービス、これも36%の方が求められております。通勤できる範囲の仕事環境ということで、3割強の方が雇用の問題を挙げておられて、実際に仕事される場所が大阪市内であれば、豊能町に住み続けることは困難であろうというように、住民意識調査の結果から受け止めておりますので、非常に重い課題でありますが、できるだけ改善していきたいと思います。
役割を求めるというところで、役所のほうが強制的に住民の方々に役割を求めるつもりはありませんが、役所のできる限度というものがあると思います。それを説明しながら、住民の方々の参画を促していくということ。そのためには、できるだけ情報を公開し、豊能町の現状を知ってもらったならば、何とか住民参画が進められるのかなというように感じております。

【住民】
希望ケ丘など、人がほとんど歩いていない。私たちは買い物には吉川に行きますが、朝早いバスで行って、帰るときも3時間待たないと帰ってこられない。この町には車を運転できないお年寄りがたくさんいるので、もう少し、バスの運行時間を考えてほしい。

【事務局】
ありがとうございました。ご意見としてお聞きしておきます。時間になりましたので、第4次豊能町総合計画基本構想(案)の説明会を終わらせていただきます。5分間の休憩を挟みまして、第2部の町政意見交換会を行いたいと思います。


(休憩)

第2部 町政意見交換会

【事務局】
豊能町の財政状況についての説明
ゴミの有料化についての説明
上下水道料金の見直し、並びに経営状況などについての説明
幼稚園・保育所の一元化についての説明

【事務局】
ご質問・ご意見はございますか。

【住民】
大阪府から提供を受けている水の料金に対して、豊能町が上乗せされている比率はどれくらいですか。

【事務局】
この東地区はほとんど全域に水道が入っておりまして、年間で約50万トンの水を買っている状態です。1立方メートル当たり88円10銭で府から買っておりまして、豊能町はこれに経費を上乗せして、2.5倍くらいの料金で皆さんに買っていただいている状況です。
【事務局】
その他の項目でも結構ですので、何かご意見はありませんか。

【住民】
このままでは平成22年度には財政赤字になるということで、「にぎわいを呼ぶ産業の振興」などの対策が書いてありますが、具体的なものはあるのですか。住民の人たちと相談するとか、振興会をやるような計画はあるのですか。難しいとは思いますが、住民を巻き込んだ運動を起こさないと、役人の人たちだけでやってもだめだと思います。
例えば、生キャラメルで有名な花畑牧場などは、1千5百名の雇用を創出しています。そういうものができればいいと思いますが、そういうことを皆さんで話し合わないといけない。とにかく、税金が入ってくるようにしないといけない。役所だけではできないことなので、皆でやるようなしくみを考えてほしいと思います。

【事務局】
今回お示ししたのは、第4次の総合計画をまとめる際の基本的な理念、考え方ですので、今後、庁内の担当部・課に対して基本計画の照会をかけて、より具体的な方策をまとめていきます。その際に、各部、各課でいろいろな意見を求めるのではないかと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

【住民】
幼保一元化の件で教えていただきたい。幼稚園と保育所の一元化は、効率はとても良いと思いますが、現在、定員を下回っているというのは、子どもの人数が減っているということなのか、他の地域の施設を選ばれているのか、どちらでしょうか。

【事務局】
子どもの数自体が、半数以下に減っています。

【住民】
今、若い親の中には、PTAの役員になるのが大変だからということで、東能勢幼稚園だと人数が少ないから別の所に移ろうという考えの人が多い。親の都合で、途中から別の幼稚園に移してしまったり、子供会もやめさせたりする親が増えている。幼稚園もそういう部分の改善を図ることで、近いから東能勢幼稚園を選ぼうかということもでてくるのではないかと思います。実際に子どもの人数が減っているのは、そのとおりだと思いますが、親の実態や要望を聞かれると、利用率はもう少し高まるのではないかと思います。

【事務局】
日本でPTAという組織そのものができたのは戦後です。学校や幼稚園という教育施設を母体としたPTAです。一方、諸外国はそうではありません。例えばアメリカは1890年代にできていますが、これは全米母親大会というのが母体になっていて、自分の子どもが在学、在園していなくても、みんなPTAになっています。それが日本と一番違うところです。それから、今おっしゃったことは、幼稚園長に言っていただければ解決できる問題が随分あると思います。また、PTAというのは法律で決めているわけでもないので、いくらでもやり方はあると思いますので、あまり心配されなくてもいいと思います。

【住民】
要は、保護者の側で解決できる部分があるのではないか、ということだと思いますが、私自身は携わっているほうなので、できるだけ負担を減らそうと考えていますが、そんなこと面倒くさいからという人も結構いると思います。行政の側にもそういう視点を持っていただけたらというお願いです。

【住民】
「元気で暮らせる支え合いのまちづくり」のところで、「生涯健康づくりの推進(健康、医療)」とありますが、この医療についてお聞きします。希望ケ丘の団地の中に医療地区というのがあります。現状、病院が3医院あり、診療所その他は建っていません。豊能町役場の隣には診療所があるのですが、東地区の希望ケ丘の中にもそういう診療所が欲しいと思います。なぜかと言うと、先ほど女性の方が言われたように、ここから余野のほうに行く巡回バスの利便性が悪い。巡回バスは、希望ケ丘の4丁目から3丁目を直進で走っていますが、お年寄りが坂道を上り下りするのは大変なので、3丁目の上のほうに停留所を移動することはできないかという質問を平成18年度に自治会から提案しましたが、待ち時間の問題ということで却下されました。
東地区に、町として医療施設の誘致を考えていただいているのかどうか、それと、25年前に巡回バスの路線について老人会の会長さんが承諾していたかもしれませんが、再度、路線変更を考えていただきたい。
最後に、西地区の自治会の会館や西地区の公共施設の中に、洋式トイレへの変更というのは、懸案事項としてあるのでしょうか。希望ケ丘の中ではそういう希望があります。以上3点について、指導をよろしくお願いします。

【事務局】
希望ケ丘の開発の当時から、そこに診療所ということで、大和団地さんのほうも医療施設の誘致をされていました。また、現在も町としては医師会があるたびに、説明をして誘致を図っています。しかし、なかなか採算が取れないということで、積極的な問い合わせなどはないというのが現状です。今後もそういう機会を通じて、誘致を図りたいと思っております。

【事務局】
東西巡回バスについては、朝も早くから運行しておりまして、時間的に余裕がないのが現状です。巡回バスについては、現在4台で巡回しておりますが、そのうち2台が、マイクロバスの耐用年数といわれる12年を超えて使用しており、バスの買い替え時期にきています。
町としては、昨今の財政状況を勘案して、巡回バスの在り方を全体的に見直す時期にきているのではないかという認識になっているところです。これから実際、来年、再来年に向けて巡回バス全体の見直しをするので、ルート変更ということも考えられなくもないのですが、求められているような充実の方向には向かない可能性が大きいと思います。買い替えも目前に迫ってきている中で、どうするのかという話をこれからしていきたいという状況です。

【事務局】
自治会館に洋式トイレをということですが、西地区の自治会館が洋式トイレになっているかどうかは記憶がないのですが、公共施設については、身障者用のトイレを設置できるところには設置しておりますので、そこには当然、洋式トイレがあります。昭和52年に建った吉川支所には、まだ身障者用のトイレはありません。これから大阪府の条例に適合するようなトイレにしたいと思っておりますが、大規模な改築が必要なため、財政難の折、吉川支所については、まだ考えがまとまっておりません。
増改築などの補助は役所でやっておりますので、例えば大改築をやられるとか、畳の部屋をフロアにするなどの改築であれば、総務部へ申請していただきたい。トイレの改築もできるので、金額的なことは、担当者に相談していただきたいと思います。

【住民】
見積りを取ると、およそ16万円になります。便器が8万円、中の改装が8万円。

【事務局】
補助要綱で基本額は100万円ですので、それ以上であれば、補助の対象になるということの要綱を作成しておりますので、希望はかなえられないかなと思います。

【住民】
早くしてもらわないと、年をとったら和式ではできない。

【事務局】
それは、自治会でやっていただければいいと思います。

【住民】
他の公共施設についても考えてもらわないと。

【事務局】
豊悠プラザやシートス、ユーベルホール、すべてあります。こちらの役場にも平成7年の増築の際に設置しました。

【住民】
和式のトイレをやめて、洋式トイレにしたらいいのでは。

【事務局】
これからは、できるだけそのようになると思います。役場のほうにも洋式トイレを用意しております。

【住民】
財政面の現状の報告ですが、最終的には、若い世代のご夫婦がここでいかに住むかということがポイントだと思います。長野県でそういう提案がなされて実施されています。若い夫婦が来て、教員も幼稚園も整備されて。
先ほどの話にあったように、豊能町では幼稚園の定員にも余裕があるので、あとは住宅をいかに安く提供できるか、それと通勤の課題。医療もあるのですが、若い人でしたら、むしろ子育てですね。この3つをいかにセットで充実させていくかということが、この町の再生の非常に大きなファクターになっていると思います。これについてどうやっていくかということを行政も、我々も考えていかないといけませんが、ぜひ、この問題を課題にして、住民のいろいろな知恵を結集して、できることから半歩でも一歩でも前へ進んでいくような動きを見たいと思います。
私も豊能に20年以上暮らしていますが、これから10年以上ここに居たいという気持ちです。そのためには若い夫婦が住む、すると高齢者も残る。これが一般論として言えることではないかと思います。ぜひ、総合計画の中で検討をお願いしたいと思います。

【事務局】
ご意見ありがとうございました。他にございませんでしょうか。
ないようですので、これをもちまして、第4次豊能町総合計画住民説明会並びに町政意見交換会を終了します。

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