【とよのおもいでアーカイブ】吉川地区元禄古地図 (元禄元年山論境界絵図)

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タイトル

吉川地区元禄古地図 (元禄元年山論境界絵図)

(よしかわちくげんろくこちず げんろくがんねんさんろんきょうかいえず)
整理番号
作成者
カテゴリ区分 地図
資料分類(大分類) 豊能町・吉川古地図
関連する地域・場所

下止々呂美、吉川他(しもとどろみ、よしかわ)

年代

江戸時代

形状

和紙貼り合せ

大きさ(縦)

107cm

大きさ(横)

165cm

言語

日本語

内容・説明

 この絵図は元禄年間の山論の境界を裁定する資料である。絵図に表された範囲は広く、北は能勢町野間地区、東は箕面市勝尾寺、南は池田市畑地区や箕面市新稲地区、西は猪名川までが表されている。絵図には村名、河川名、街道名が詳細に示されているとともに、寺社や集落が表示されている。

 絵図の黒の太線部分が細郷7ヶ村、横山村と下止々呂美村との山境界を示すものである。現在の位置では、黒線の中央部の「堀切、地はんか石」の地点は新名神高速道路の止々呂美村インター付近、黒線西端の長尾大道に接する部分の「慈薗寺」の地点には現在でも石燈籠等の寺院遺構が残る地点に相当する。

 なお、この絵図が吉川村に伝わる経緯としては次のことが考えられる。この絵図の原本は裏書きのとおり当事者である細郷7ヶ村、横山村と下止々呂美村の双方に下されたものであろう。絵図によれば、黒線境界北側に「下止々呂美村田地」に並んで「吉川村田地」が記載されており、両者は入会地を共有するなどの特別な関係にあったと考えられる。下止々呂美村としては吉川村と情報を共有する必要があったため、この絵図の写しを吉川村に交わしたものと考えられる。裏面には下記の裏書きがある。令和5年7月に豊能町指定文化財として指定されている。

吉川古地図目録挿図

地図裏

登録日 2024/7/11

利用上の

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  • 【ID】P-7638
  • 2024年7月12日
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