【豊能町魅力発掘隊】第4回レポート:ブランドメッセージの種をつくる

ボディコピーをつくる

ワークショップ2

  第4回ミーティング。1/7(土)、ユーベルホールのリハーサル室での開催です。会場に入ると、第2回ミーティングのチームごとに座ってくださいとのこと。各チームの近くの壁には、第2回で作り上げたそれぞれの「豊能町の魅力により幸せになるストーリー」が貼られています。

  第2回レポート:「豊能を世界一にするストーリー」

 「各チームで、第2回の検討、第3回のキャラバンで体感したことをもとに、ボディコピーを作ってください」と河井先生から指示がありました。まずは各自で検討、そしてチームでまとめ上げていくこと… 正月ボケも残る(私だけかもしれませんが…)メンバーには、なかなかハードな内容。ボディコピーってどんなものなのでしょうか。

 

シティプロモーションとブランドメッセージの構造

 (なんだか、横文字だらけになってきました。)豊能町魅力発掘隊は、地域の魅力=力を深堀りし、その力でどのような人たちが幸せになったり、野望を実現できるのだろうかを考えました。その力が重なる場所こそが、豊能町が他ではない特別なまちとなる可能性であり、豊能町がなりたいまちの姿となりうる。

 その姿は何なのか。第2回では、物語をつくることにより、どんな力が重なっているのかを考え、第3回のキャラバンでは実際にその空気を体感する、ということをしてきました。こんどは、それを語る「ことば」が必要です。このことばこそが、まちがなりたい姿=ブランドを、語ってくれる「ブランドメッセージ」となります。

 また、「今、豊能町はどうだ」ということを伝えるのではなく、「どうありたいのか」をメッセージとして発信することではじめて、参画の空間が生まれてきます。”住んでください”と一方的に発信するのではなく、地域内外の人々が、その姿に共感し、参画したいという気持ちが高まっていく、参画の空間に集まってくる、というプロセスのほうが、これからの豊能町にとって、もっと素敵なシティプロモーションになるということです。(第2回の講義では、地域の活動に参加する、活動を伝える、活動に感謝する… これらすべてが参画となるのだということも教わりました)

 ブランドメッセージは、「どんな力のあるまちなのか」の複合体でもあります。それをどう呼ぶのか、何を意味し、なぜそうなのかを伝える必要があります。これらを「メインメッセージ」「サブメッセージ」「ボディコピー」という構造で表現していきます。

 例えば、川崎市。川崎市は「Colors,Future!」がメインメッセージ。このメッセージを補ってくれるのがサブメッセージ「いろいろって、未来。」です。そしてそれがどういうことなのかを伝えてくれるのがボディコピー。少しだけ引用しますと…「多様性は、あたたかさ。多様性は、可能性。川崎は、1色ではありません…」。ボディコピーが、そのまちがなりたい姿、雰囲気を語ってくれています。(ご興味のある方は「Colors,Futre!」で検索してみてください。動画などもつくられているようです。)

 

「ことば」は難しい

 各班、しばらくは第2回の内容やキャラバン隊で感じたことを反芻し、話合いをしていました。しかし、個人作業に移り、しばらくすると、沈黙の中に呻きともため息ともつかない声が漏れ聞こえてきます。その後すこしずつ班ごとに話し合いがスタートしましたが、なかなかうまくいきません。迫る期限。ギリギリになって、えい、とばかりに模造紙に言葉を書き込む班も見られます。ワークショップ5

 なぜ難しいのか。なかなか、まとまっていかない。なぜ他のまちの例のように、スッキリと伝えられないのか。もちろん、我々は「コピーづくり」については素人で、だからこそ、発掘隊にはプロのコピーライターの方が伴走していただいています。今回は、プロが磨き上げるメッセージの種となるものを作っていく作業なので、なんだか格好の良いコピーを目指す必要はありません。それでもなお難しいと感じるのは、もしかすると、発掘隊員のそれぞれが活動を通じて「確かに伝えたいこと」が出来た、ということではないでしょうか。だからこそ、言葉を選んでも選んでも伝わらないような気がしたのかもしれません。

 

 

ブランドメッセージの、種ができた

 時間が来ました。第2回同様、ポスターセッション方式で発表です。各班、だれもが1回ずつブランドメッセージの内容を発表していきます。1回発表が終わるごとに自分の班にもどり、質問内容などを共有する…。短時間で発表の内容が深まっていきます。すべての発表が終わり、自分の班以外で共感のできるメッセージにシールを貼ります。

 種1種2

種3種4

 魅力発掘隊の作業はここまで。ここからはコピーライターの方が、ことばを磨き上げる作業に移り、数案提示いただくことになるとのことです。

 魅力発掘隊の皆さん、本当にお疲れ様でした。ミーティングは今日で終わりでしたが、シティプロモーションは、ここからはじまります。奇しくも今日の会場はリハーサル室。ということは???と思いながら、後片付けをしたのでした。

 


 

(本事業は「豊能町まち・ひと・しごと創生総合戦略」による事業として、企画提案型の業務委託により、株式会社サンケイリビング新聞社が行っています)

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