【とよのおもいでアーカイブ】川尻法輪寺宝篋印塔(TS1_0008)

石像2

タイトル

川尻法輪寺宝篋印塔(かわしりほうりんじほうきょういんとう)

整理番号 TS1_0008
年代 南北朝後期
撮影時期 1980年頃
所在 川尻法輪寺境内
資料種別 町内画像
カテゴリ区分 写真
資料分類(大分類) 図書館資料-近藤徹写真コレクション
資料分類(中分類) 町内画像
分類 宝篋印塔
内容・説明

 川尻法輪寺は、光明山・天台山連峰の東麓中腹部に所在する真言宗の古刹である。

 この境内に南北朝期の造立と見られる完全な宝篋印塔が二基存在する。この資料は、そのうちの一基で築山の中にあるものである。

 宝篋印塔の現存高は151cm、基礎には三面に格狭間があり、上端に反花座が付く。塔身の四方にはそれぞれ七弁の蓮華座を浮彫りにして、その上に月輪を線刻し、内に金剛界四仏の梵字を薬研彫りにしている。笠は軒下に二段、上に六段の段形があり、四隅の隅飾は三弧になっていて輪郭がある。

 この塔は、塔身四方仏の蓮華座が浮彫りになっていることや、隅飾が三弧になっていることに特色がある。一般的に塔身の蓮華坐は線刻で、隅飾も二弧が普通である。

 装飾性が豊かで、しかも完形のものである。本町内で屈指の宝篋印塔の優品であるといえる。製作時期も南北朝も後期のものであろう。法輪姫の塔とも作風的に類似点が多く、製作者も同一系統のものであると考えられる。

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登録日 2024/1/17
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原本資料の所在地 豊能町立図書館
原資料の利用条件 閲覧不可
ページURL  
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