春から秋にかけては、キャンプ、ハイキング、農作業や草刈りなどで山や草むらで活動する機会が多くなりますが、この季節はマダニの活動も活発になるため、咬まれるリスクが高まります。
野山に生息するマダニ等に咬まれることで、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、ダニ媒介脳炎、日本紅斑熱、つつが虫病、ライム病などに感染することがあります。すべてのダニが病原体を保有しているわけではありませんが、感染を防ぐためには咬まれないようにすることが重要です。草むらなど、マダニが生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボン、帽子、手袋を着用し、足を完全に覆う靴を履くなどして、肌の露出部分を少なくしましょう。マダニの侵入や付着を防ぐために、手首や足首の袖口をしぼったり、服や靴の上から虫除けスプレーをかけることも効果があります。
もしマダニに咬まれた場合は、ご自身で除去せずに速やかに医療機関(皮膚科や内科)を受診してください。(ご自身で排除された場合、マダニの頭部が皮膚に残ることがあります)。
〈参考・外部リンク〉
ダニにご注意ください (厚生労働省チラシ)
マダニ対策、今できること (国立感染症研究所HP)
マダニによる感染症に注意しよう (大阪府HP)