チケット購入は公式サイトで
「ラグビーワールドカップ2019日本大会」、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」が日本で開催予定であり、今後、チケットの購入や転売によるトラブルが増加するおそれがあります。事例を参考にトラブルに巻き込まれないよう十分にご注意ください。
【事例1】
ラグビーワールドカップ2019のチケットを購入しようと検索し、一番上に表記されたサイトを公式サイトだと思い、チケットを申し込んだ。約13万円クレジットカードで決済したが、購入したサイトは転売仲介サイトであった。
公式サイトよると、転売仲介サイトで購入したものは無効と記載されている。支払いたくないが、海外のサイトのようで交渉も出来ない。
〇海外の転売仲介サイトはトラブルが生じてもキャンセルの条件や返金の保証等について交渉が難しい場合があります。
【事例2】
SNSで知り合った人からチケットを譲ってもらうことになり、代金を振り込んだが、その後チケットは届かず、相手と連絡がつかなくなってしまった。
〇見知らぬ相手との個人取引にはリスクがあります。
【事例3】
ネットオークションで行きたかったチケットを高額で手に入れた。その後、その公演が中止になり、売り手に返金を申し込んだが断られた。興行主からチケットの払い戻しをしてもらえたが、定価分の金額しか戻ってこないため、オークションで高く支払った分、損をした。
〇オークションなど個人と個人の取引でチケットが転売された場合、返金の義務はありません。また、興行主がそもそもチケットの転売を禁止していた場合は、チケット代の返金を求めることも難しい場合があります。
<アドバイス>
● 正規のルートで買う。
チケットを購入する際は、公式チケット販売サイトかどうかよく確かめて購入しましょう。公式サイトであるかのような表示をしている転売サイトもあります。サイト運営事業者の所在地、連絡先などが明示されているかを確認してから利用しましょう。
● チケットの価格やキャンセルに関する情報を確認する。
チケットの価格だけでなく、手数料や送料、配送予定日、キャンセルに関するルールなどを確認しましょう。
● チケット転売条件に関する情報を確認する。
コンサートやイベントによっては、チケットの転売を規約で禁止し、転売されたチケットでは会場に入れないことがあります。チケットの利用条件をよく確認しておきましょう。
また、東京2020オリンピック等に関連した詐欺的トラブルも発生しています。
「手続きは以下のURLから行ってください」、「至急電話ください」、「以下の口座にお金を振り込んで」などと書かれたメールやハガキは偽物です。
本物のメールにはURLの記載はありません。十分にご注意ください。
(国民生活センター 見守り新鮮情報、政府広報オンラインより引用)
困ったときは、一人で悩まず、大阪府消費生活センター(電話番号06-6616-0888)にご相談ください。